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2024.02.03

自己成長のための思考方法の種類【前編】

思考力は、仕事やプライベート、あらゆる場面で役立つスキルです。

思考力を高めることで、問題を解決したり、新しいアイデアを生み出したり、物事を多角的に捉えたりする能力が向上します。

今回は、思考力を高めるために役立つ10の思考法を、4つのグループに分けてご紹介します。

問題解決に役立つ思考法

思考法-①:仮説思考

仮説思考とは「今ある限られた情報」だけで問題の本質や全体像・解決策をイメージすることです。

環境変化が激しい現在においては、例え時間をかけて精緻な「計画」を策定したところで、実行局面では「すでに前提そのものが変化していた」という状況は、当たり前に存在します。

リアルタイムに入ってくる情報を元に仮説を検証・進化させていくことが成功を鍵をにぎるでしょう!

仮説を立てる早さ
仮説の幅広さ
仮説の精度の高さ

これらで導き出す「仮説思考力」を持つことが大切なのです。

思考法-②:論点思考(イシュー思考)

白黒つける価値がある重要な問題=イシュー)を見極める思考法

経営における最も重大な過ちは、間違った答えを出すことではなく、間違った問題に答えることだ」つまり、物事を考える際にまず初めに必要なのは「問題を正しく解くこと」ではなく「解くべき問題を正しく見極める」が重要という視点です。

よく議論の最中に論点がずれていると考えられることはありませんか?
それは正しく真因やレバレッジポイント捉えきれていないことが原因かもしれません。

思考法-③:懐疑的思考(クリティカルシンキング)

仮説」と「思い込み」は紙一重だ。
よって、仮説は常に「正解だと思い込む」のではなく「批判的に検証する」ことが求められる。

クリティカルシンキングの「クリティカル(critical)」とは「批判的」という意味を持ち、別名「批判的思考」とも呼ばれます。

本来の「批判」の定義とは「良い部分・悪い部分を意識的に見分け、評価・判定すること」であり、むしろ「先入観にとらわれず、中立的な姿勢を重視する」のがクリティカルシンキングのポイントとなります。

新しいアイデアや発想を生み出す思考法

思考法-④:抽象化思考

抽象化思考とは、様々な物事を実体として捉えるのではなく、より大局的・全体的な視座から「概念」として捉える思考法、原理原則や概念化する/定義づけする力です。

物事を「実体」から離れた「概念」として捉え直したり、あるいは逆に「概念」を実体に落とし込んで考えるなど「実体と概念」を自由に行き来できるようになれば、あなたは「目の前にある実体」を捉えるより遥かに幅広い可能性を生み出すことが可能となります。

思考法-⑤:水平思考(ラテラルシンキング)

どのような前提条件にも支配されない自由な思考法。

前提そのものを覆す発想を広げ、仮にこれが実現可能としたら、こういったことも考えることができるなどロジカルシンキングと補完関係にあります。

物事を全体として捉える思考法

思考法-⑥:コンテキスト思考

物事の背景にある「見えない前提」を味方につけ、新たな価値を生み出す思考法です。

他者が発信する情報には、目に見えない定義づけが存在します。

物事を適切に解釈」し「解釈力を強みにつなげる」上で必須である思考法が「コンテキスト思考」であり、文脈から読み取る力となります。

見えている実体
実体の背景にある見えない前提

あらゆる物事は、この2つの側面に分けて考えることが可能です。

そして「実体」のことを近年では「コンテンツ」と呼び、「実体の背景にある見えない前提」のことを「コンテキスト」と呼びます。

思考法⑦:システムシンキング

以下に、システムシンキングの主要な特徴を説明します。

全体像の理解
システムシンキングでは、問題や状況を単なる要素の集まりではなく、相互に関連し合う全体として捉えます。
個別の要素だけでなく、それらの要素がどのように相互作用して全体が機能しているかを理解します。

相互依存性の認識
システムシンキングでは、システム内の異なる要素が相互に依存し合っていることを認識します。
ある要素の変化が他の要素にも影響を与え、全体の動きに変化を引き起こすことを理解します。

フィードバックループの考慮
システム内でのフィードバックループ(情報や影響が循環するプロセス)を考慮します。
フィードバックはシステムの安定性や変動を生み出す要因となります。

時間の視点
システムシンキングは時間の視点を含みます。
過去から現在、そして未来までの時間軸を通じて、システム内の変化や動きを理解しようとします。

総合的なアプローチ
個別の要素だけでなく、それらが形成する全体を考慮するため、システムシンキングは総合的なアプローチを取ります。
個別の要素の最適化だけでなく、全体の最適化を目指します。

目的の理解
システムシンキングは、システムが達成しようとしている目的やゴールを理解することを強調します。
目的を理解することで、システムの構造や機能をより良く理解し、改善の方向性を見つけ出します。

システムシンキング(System Thinking)は、複雑な問題や現象を理解し、解決するためのアプローチや思考の枠組みです。
この考え方は、個別の要素が相互に影響し合い、全体として相互に連動しているシステム全体を理解しようとするものです。

物事を前向きに捉える思考法

思考法⑧:可能思考

可能思考(Growth Mindset)は、スタンフォード大学の心理学者キャロル・S・ドウェック博士が提唱した概念で、個人の信念や態度に焦点を当てています。

可能思考は、固定思考(Fixed Mindset)と対比されることがあります。
以下に、可能思考の主な特徴と意義を説明します。

挑戦を好む
可能思考の人は、新しい挑戦や難しい課題に積極的に取り組む傾向があります。
彼らは挑戦を成長の機会と捉え、努力や学習を通じてスキルや能力を向上させようとします。

失敗を学びと捉える
失敗や誤りがあっても、可能思考の人はそれを学びと捉え、次に向けて改善や成長の機会と考えます。
失敗は一時的なものであり、成功への道における一部と見なされます。

努力を重視
可能思考の人は、努力が成果につながると信じています。
困難な状況にあっても、継続的な努力を通じて克服しようとする姿勢があります。

他者の成功を喜ぶ
他者が成功したとき、可能思考の人は嫉妬するのではなく、むしろ喜びとして受け入れます。他者の成功を刺激として、自身も成長しようとする姿勢があります。

固定された能力観念の克服
可能思考は、自身の能力や資質が固定されたものではなく、努力や学習を通じて向上できるという信念を持ちます。
固定思考が持つ「できるかどうかは天性の資質次第」という思考を克服しようとします。

目標志向
可能思考の人は、具体的な目標を設定し、それに向かって努力することを好みます。
目標達成を通じて自己成長を実感し、新たな目標を設定するサイクルを重視します。

思考法⑨:ポジティブシンキング

可能思考(Growth Mindset)とポジティブシンキングは、いずれも肯定的な思考の枠組みですが、それぞれ異なる概念や焦点を持っています。

焦点
現在の状況や課題に対して肯定的な思考に焦点を当てています。

特徴
困難な状況でもポジティブな視点を持つ。
現実の問題に対して積極的に取り組む。
ネガティブな感情や思考を排除し、前向きな考えに集中する。
問題に対して解決策を見つけようとする。

焦点の違い
可能思考は将来の成長や発展に焦点を当て、困難な状況を成長の機会と見なします。
一方で、ポジティブシンキングは現在の状況に対して積極的な視点を持ち、前向きな思考に重点を置きます。

対象の違い
可能思考は主に個人の成長や能力向上に関連しており、努力や学習を通じて進化することを強調します。
一方で、ポジティブシンキングは状況や問題に対して前向きであることを強調し、どんな状況でもポジティブな視点を持つことが重要とされます。

時間軸の違い
可能思考は将来の発展に焦点を当てるため、時間の経過とともに成長や変化が期待されます。
対照的に、ポジティブシンキングは現在の状況に対して即座にポジティブな態度を持つことに焦点を当てています。

どの分類にも属する汎用的な思考法

思考法-⑩論理的思考(ロジカルシンキング)

物事を体系的に整理し、筋道たてて矛盾なく考える思考法のことです。
論理的思考の思考プロセスは「前提」→「推論」→「結論」という筋道を辿ります。

つまり、まずは「A」という前提を置き、その後「AだからB」「BだからC」という推論を辿った結果「結論はCである」という答えに辿り着きます。

4つに分類してきましたが、論理的思考がどこにも入っていないのは、どの分類にも属する汎用的な思考法だからです。
論理的思考は、物事を論理的に捉え、矛盾や誤りを排除する思考法です。

そのため、問題解決型思考、創造型思考、俯瞰型思考、ポジティブ型思考のいずれにも活用することができます。

このように、どの状況でどのような思考方法を選択するかで効果が変わってきます。
また一つの思考方法だけでなく、複合的に組み合わせていくとより効果的になります。