ヒートショックとは!?この業界だからこそ知識を入れておこう!
寒い季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、冬季に特に注意が必要な「ヒートショック」について詳しくご説明します。
今、重要なテーマです。
目次
ヒートショックが起こる原理とは?
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、体に悪影響を及ぼす現象です。
特に注意が必要なのですが、以下のような場面です。
温かいリビングから寒い浴室への移動
熱い湯船から出て寒い脱衣所に立つとき
暖かい布団から寒い部屋のトイレに行くとき
繰り返しの急激な温度変化により、血管が大幅に縮小・拡張することで、血圧が大きく変動します。
これにより、めまいや失神、最悪の場合は心筋梗塞や脳卒中などの重大な事態を考える可能性があります。
ヒートショックの予防法、対処法
日常生活の対策
入浴前の準備
・浴室/脱衣所を事前に暖める
・湯温は41度以下に設定
・入浴前に水分補給
入浴時の注意点
・浴槽にはゆっくり入る
・湯船に長時間つからない(10分程度まで)
・立ち上がる際はゆっくりと
生活習慣の改善
・規則正しい生活
・適度な運動による血行促進
・十分な睡眠
ヒートショックを起こさない家。高断熱住宅・断熱リフォーム
住宅の断熱対策も重要です!
高断熱住宅のメリット
・室温の大幅な変化を防ぐ→ヒートショックを起こさない
・部屋の中の熱の放出を防ぐ
・結露の防止による健康的な住環境(カビの発生防止)
・エネルギー効率の向上 節電
断熱リフォームのポイント
・壁/天井/床の断熱材施工→断熱リフォームは、内張、外張り、スケルトン工法の3段階あります
・窓の断熱改修(二重サッシ、ペアガラス)
・浴室/脱衣所への暖房設備の設置
家以外、ホテルなどの宿泊時での対処法
ホテル滞在時の注意点
事前確認
・浴室暖房の有無
・部屋の温度調整システム
・緊急時の連絡方法
宿泊時の対策
・チェックイン時に浴室の設備を確認
・入浴前に部屋と浴室の温度差を確認
バスルームへ行く前に、熱めのシャワーを最低でも3分間は出しっぱなしにしてください
浴室全体を温める効果があり、居室との温度変化を緩やかにすることができます。
まとめ
ヒートショックは予防が可能です。
特にバスルームでのサービスを行う私たちは、お客様に適切なアドバイスができるよう、この知識をしっかりと身につけて予防しましょう!
お客様の命を守ることにもつながります。
これからの季節、ご自身とお客様の健康を守るために、今回ご紹介した対策について積極的に取り入れていただければと思います。