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節分の風習は地域で全然違う!掛け声・豆・食べ物の地域差を徹底解説【2026年版】

2026年の節分は2月3日
立春の前日に、一年の邪気を払う大切な日
お正月気分も落ち着き、次にやってくる大きな行事といえば「節分」ですね。
大阪で育った私にとって、節分といえば「恵方巻」と「豆まき」がお決まりですが、全国に目を向けてみると、実は驚くほど地域差があるのをご存知でしょうか。
今回は、知っているようで知らない「節分の風習の違い」を4つのポイントでご紹介します。
01:まずは「飾りつけ」が違う
節分の時期、玄関先に見かける独特な飾り。これにも地域色が出ます。
🌿 柊鰯(ひいらぎいわし)
西日本や関東の一部でよく見られるのが、柊の枝に焼いた鰯の頭を刺した「柊鰯」です。鰯の臭いと柊の棘で鬼を遠ざける魔除けの意味があります。
🌾 地域による違い
奈良県などでは「奈良の豆わら」といって、麦わらに豆の枝を刺して飾る風習もあります。
また、最近ではマンション住まいの方も増え、本格的な飾りを見かける機会は減りましたが、今でも地域に根ざした商店街などでは、この「柊鰯」が節分の風景として大切にされています。
02:豆をまく時の「掛け声」が違う
「鬼は外!福は内!」というのが一般的ですが、日本にはそれ以外の掛け声を持つ地域が数多く存在します。
👹「鬼は内、福は内」
京都府福知山市など、明智光秀公を慕う地域や、名前に「鬼」がつく神社、または「鬼」を神の使いとしている場所では、鬼を追い出さずに「鬼は内」と呼び込みます。
🍀「福は内、福は内」
成田山新勝寺(千葉県)などの一部の寺院では、「不動明王の前には鬼はいない」という考えから「鬼は外」を言わず、「福は内」のみを繰り返します。
👨👩👧👦 名字が「鬼」さんの家庭
全国の「鬼塚さん」や「鬼頭さん」といった名字のご家庭では、ご先祖様を追い出さないよう「鬼は内」と言うのが通例だそうです。
自分のルーツを大切にする、素敵な文化ですよね。
03:食べるものが違う
節分に食べるものといえば、今や「恵方巻」が全国を席巻していますが、実は他にも伝統的な「節分グルメ」があります。
🍣 恵方巻(関西発祥)
大阪・船場の商人が始めたと言われる習慣。
2026年の恵方は南南東(微南)です
🐟 鰯(いわし・西日本)
「中から邪気を払う」として、焼いた鰯を食べる習慣が根強く残っています。
🍲 けんちん汁(関東)
寒さの厳しい時期に体を温める精進料理として、関東地方では節分に食べられることが多いです。
🟤 こんにゃく(四国)
「胃のほうき」「砂おろし」と呼ばれ、体の中を掃除する意味で食べられます。
🐋 くじら(山陰・山口)
「大きなものを食べて大きな福を願う」という意味が込められています。
04:まく「豆」そのものが違う
これを知った時、私は一番驚きました。
実は、まく豆の種類が真っ二つに分かれているのです。
🌰 炒り大豆(本州・四国・九州)
いわゆる「福豆」です。生の大豆だと拾い忘れた時に芽が出てしまい、「縁起が悪い」とされるため、必ず炒ったものを使います。
🥜 落花生(北海道・東北・信越)
雪深い地域では、雪の中にまいても見つけやすく、殻がついているので拾って食べる際に衛生的な「落花生」をまくのが一般的です。
スーパーの節分コーナーに落花生が並んでいるのを見ると、「あぁ、北国の人にとってはこれが当たり前なんだな」と、日本の広さを実感します。
結びに
地域によって飾りも、掛け声も、食べるものも、まく豆も違う。
これこそが、長い時間をかけて育まれてきた
日本の文化の面白さです。
2026年の節分。
皆さんの地域に伝わる風習を大切にしつつ、時には他の地域の食べ物を取り入れてみるのも、新しい「福」を呼び込むきっかけになるかもしれませんね。
今年も大豆をゆっくり味わいながら、
一年の無病息災を願いたいと思います。



