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ジモティースポットとは?和泉市の取り組みから見る地域活性化の新しいカタチ

使われなくなったモノが静かに眠る町の片隅。
けれど、そのモノには「誰かの暮らし」や「思い出」、そして「技術」までもが詰まっています。
11月14日、和泉市に新しくオープンした”ジモティースポット”は、ただ不要品を受け渡すだけの場所ではありません。
顔を合わせ、言葉を交わし、知識や体験までも引き継いでいく──
そんな 地域の新しい”縁側” のような役割を担い始めています。
モノの循環が、人のつながりを生み、世代を超えた交流へと変わっていく。
今日は、そんなジモティースポットが持つ”地域活性化の本当の力”について考えてみたいと思います。
目次
ジモティスポットとは何か?
近年、地域の中で「使わなくなったモノ」を上手に循環させる動きが高まっています。
その中心となるのが ジモティースポット です。
ジモティースポットは、ジモティー利用者同士が
安心してモノの受け渡しができる専用スペース のこと。
防犯カメラの設置やスタッフ常駐など、
お互いに安全にやり取りできる仕組みが整えられています。
しかし、実はこのスポットは、
ただモノを「譲る・もらう」だけの場所ではありません。
地域の人と人がつながる”出会いの装置”でもあるのです。
11月14日、和泉市と連携しジモティースポットがOPEN(リユース促進のため)
2025年11月14日、和泉市がジモティーと連携して
リユース促進のためのジモティースポットを正式にオープンしました。
「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」
「必要な人がいれば活用してほしい」
そう考える市民の声から生まれた仕組みです。
オープン初日から、不用品の持ち込みや譲渡が始まり、地域内での”モノの循環”が目に見える形になりつつあります。
自治体が主体となって取り組むこのモデルは、今後、他地域にも広がっていく可能性があります。
メルカリと決定的に違うのは”リアルな地域交流が生まれること”
不要品の売買といえば「メルカリ」を思い浮かべる人も多いですが、
ジモティースポットには、メルカリにはない 決定的な強み があります。
それは──
“オンラインではなく、対面で渡すことが前提になっている”
この違いが大きい。
メルカリ
- 完全オンライン
- 梱包・発送が必須
- 相手の顔が見えない
- 全国にモノが流れていく
便利ですが、交流は生まれません。
ジモティースポット
- 地域内の人と直接会って受け渡す
- “顔が見える安心感”
- 同じ町に住む人同士がつながる
- モノと一緒に「体験」や「知恵」も渡される
- 地域コミュニティの再生につながる
つまりジモティースポットは、
取引アプリというより”地域交流のハブ”になるのです。
モノをきっかけに会話が生まれ、
「この釣り竿、こうやって使うといいよ」
「この自転車、整備はこうしたら長持ちするよ」
モノには、使ってきた人の 暮らし・経験・思い出 が詰まっています。
- 釣り竿なら、釣りのコツや思い出
- カメラなら、写真撮影の楽しみ方
- 自転車なら、整備方法やおすすめコース
- 食器や調理器具なら、レシピや家庭の味
モノには「ストーリー」が宿っているのです。
モノを渡す瞬間に、そのストーリーも一緒に伝えていく。
そうすることで、ただの”リユース”から体験の継承・文化の継承 へと発展していきます。
これこそが、ジモティースポットが持つ本来の価値ではないでしょうか。
そんな経験の共有やアドバイスが自然と生まれる。
これが”対面型”の最大の価値です。
モノの交換だけでなく、世代間の交流の場として活用する
ジモティースポットを
「モノの交換の場」から「世代間の交流拠点」へ。
これが、これからの地域活性化の大きな鍵になります。
こんな未来が見えてきます
こんなふうに、モノを介して、世代を超えたつながりと学びが生まれる。
モノの循環だけでなく、”技術・知恵・経験の循環” が始まるのです。
ジモティースポットは、地域に眠っていたたくさんの力を呼び覚まし、人と人が助け合い、教え合うための新しい「地域の縁側」になっていくかもしれません。
まとめ
ジモティースポットは、モノの交換をきっかけに、人が出会い、語り、世代を超えて支え合う、そんな温かい地域の姿をもう一度つくり出してくれます。
これはどんな町でも、今日から始められる小さな第一歩です。
あなたの地域にも、こんな”つながりの場”が生まれるといいですね。
きっと、そこからまた新しいコミュニティが育っていくはずです。



