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【本音レビュー】話題のタオル3種を徹底比較|ツバメ・エアーかおる・タオル研究所の使用感と選び方

「お風呂あがり、まず何に触れますか?」

1日の中で一番リラックスしたタイミング、

その最初に触れるのがタオルです。

だから、どのタオルを選ぶかで、その日の気分さえ変わる——
そんなことに、最近ようやく気づきました。

そこで今回、SNSや口コミで話題になっているタオル3種類を実際に購入し、1週間使い比べてみました。
“買って良かった”本音レビューの決定版としてまとめます。

01

日本のタオルといえば、今治・泉州・播州

日本には、世界で評価される「三大タオル産地」があります。
それぞれの歴史とこだわりには、独自の文化と技術が息づいています。

🇯🇵 今治タオル(愛媛県)

120年以上の歴史を持つ、日本を代表するタオル産地。

今治タオルには独自の吸水試験「5秒ルール」があり、水に落としたタオルが5秒以内に沈まなければ認定されません。

「触れた瞬間に水を吸うタオル」を追求してきた職人のプライド。

高級ホテルや贈答品に選ばれる理由は、この徹底した品質基準にあります。

🇯🇵 泉州タオル(大阪府)

日本で最も古いタオル産地で、明治20年(1887年)に製造開始。

特徴は、仕上げで不純物を洗い落とす「後ざらし製法」。

買ったその日から吸水性が最大化されるタオルとして有名。

工業地帯としての地の利と、水質の良さが品質を支え、実用性・速乾性・軽さで国内トップクラス。

🇯🇵 播州(兵庫県)

世界的に評価される播州織の産地としても知られています。

綿糸の産地として長い歴史を持ち、糸そのものにこだわった”丈夫で長持ちするタオル” が特徴。

耐久性、風合いの変化、色柄の表現力に優れ、プロユースや業務用で採用されることも多い地域です。

タオルは一見同じようですが、産地ごとの思想がそのまま触り心地になるのです。

産地 歴史 技術のこだわり 価値基準
今治 120年以上 吸水試験(5秒ルール) 触れた瞬間の幸福感
泉州 日本最古 後ざらし製法 実用性と速乾性
播州 糸産地として長い歴史 素材と耐久性 長く使う心地よさ
02

今回購入したのはこの3つ

ブランド ターゲット 強み 価格レンジ
ツバメタオル ギフト/素材重視 産地技術+環境配慮 中〜高級帯
タオル研究所 日常使い/コスパ重視 高性能+低価格 低〜中価格帯
エアーかおる 自分へのご褒美/体験重視 技術革新+上質感 高価格帯

ツバメタオル(泉州/大阪)

ツバメタオル 肌触り良感 バスタオル

歴史・沿革

1913年(大正2年)に大阪府泉佐野市日根野にて創業。「日本のタオル発祥の地=泉州」での歴史を持つタオルメーカーのひとつ。年間生産量も大きく、泉州地域のタオル産業を代表する企業

特徴・こだわり

製造過程において「有機精練」という独自の製法を採用。植物性のでんぷん糊を使い、天然酵素で糊抜きを行うなど、環境・人体に配慮されています。

オーガニックコットン(GOTS認証取得)をインドの契約農家から調達し、糸から丁寧に管理。

「人と環境に優しいタオルづくり」を企業理念として掲げ、製造時の水処理や植物性素材使用など、サステナブルな取り組みを実践。

タオル研究所(運営:伊澤タオル株式会社)

タオル研究所 [ボリュームリッチ]

歴史・沿革

伊澤タオル株式会社は創業100年以上の歴史を持つ老舗タオルメーカー。ブランド「タオル研究所」は、特にEC/Amazonを中心に展開されており、 “高品質の日常タオル” をコンセプトにしています。

特徴・こだわり

使う人の日常生活に寄り添い、「悩んだらこのタオルを買えば間違いない」という安心感を目指して設計。

コストパフォーマンスに優れた仕様:価格を抑えながらも、洗濯耐久性・吸水性能・毛羽落ちの少なさにこだわる。

製造モデルとして「研究開発+海外協力工場」の組み合わせを採用し、品質維持と価格競争力を両立

追記

残念ながら、会社内でのパワハラが発覚し、イメージを低下させています

エアーかおる(運営:浅野撚糸株式会社)

エアーかおる ダディーボーイ

歴史・沿革

浅野撚糸株式会社は1969年12月(あるいは1967年創業との記録も)に岐阜県安八郡で開始し、撚糸製造を主業務としてきた企業。安価な輸入糸の流入などの影響で苦境に立たされた中、独自開発による糸「Super Zero®」を契機にタオルブランド「エアーかおる」が登場。

特徴・こだわり

「Super Zero®」と呼ばれる世界初の撚糸技術。糸の内部に大量の空気を含ませることで、驚異的な吸水力・軽さ・速乾性を実現しています。

洗濯してもふわふわが長続き、毛羽落ちやへたりを極限まで抑える仕様。

ブランドストーリーとして「廃業寸前からの復活」「技術革新による新生ブランド」というドラマ性も内包しており、ユーザーの”所有欲・特別感”を刺激。

まとめ

“触ってすぐに違いを感じる・長く使える上質タオル”という価値を求めるユーザーに最適なブランド。価格は高めですが、その分体験が”特別”です。

03

エアーかおるは期待値が上がりすぎた?(体験レビュー)

今回比較した3つのタオルの中で、いちばん事前情報が多く、期待値が高かったのがエアーかおるでした。

テレビ番組でも度々取り上げられ、
「タオルの概念が変わる」「一度使うと戻れない」と絶賛され、店頭でも”高級ライン”として特別に展開されていることが多いブランドです。

正直、私自身も手に取る前からワクワクしていました。
「5,000円近いバスタオルなら、きっと別次元の体験ができるだろう」
そう期待して購入したのです。

実際に使ってみた感想

使った最初の瞬間、まず感じたのは
“軽さ”と”ふわっと包まれる感覚”。

たしかに普通のタオルとは全く違う。糸に空気を含ませる独自の撚糸技術「Super Zero®」の影響なのか、触れた手触りは驚くほどやわらかく、パイルが立っていて、肌の上で滑るような感触があります。

そして、水に濡れた後でもペタッとせずに軽いまま。
乾燥も早く、洗濯しても潰れにくい。

それでも感じた”期待値の壁”

ただ、率直に言うと——
「想像していたほどの感動ではなかった」
これが本音です。

理由はシンプルで、価格が高いからこそ、「別世界の拭き心地」を期待してしまっていたのだと思います。

・思わず笑ってしまうような吸水力

・厚みで包み込まれる感動

・手放せなくなる圧倒的な違い

そんな”衝撃”を求めてしまっていました。

しかし実際は、非常によくできた上質なタオルではあるものの、
期待を上回るほどのインパクトはありませんでした。

なぜそう感じたのか?

比較対象の中に泉州のツバメタオルがあったからです。ツバメタオルは、触れた瞬間から「うわ、これいい!」という体験があったのに対し、エアーかおるはじんわり良さを感じるタイプのタオル。

「革命」より「正統進化」

「一撃の感動」より「長く付き合う安心感」

そんなポジションなのかもしれません。

高品質であることは間違いない

誤解のないように付け加えると、エアーかおるの品質は本当に素晴らしいです。

・ふわふわ感が長持ちする

・洗濯を繰り返しても毛羽落ちが少ない

・軽くて扱いやすい

・贈り物として喜ばれる”特別感”

上質なタオル体験を求める人には、確実に選ぶ価値があるブランド。ただし、価格による期待値を超えるかどうかは、好みや期待レベルに大きく左右されると感じました

04

使用感はツバメタオルの圧勝、コスパはタオル研究所(本音レビュー)

3つのタオルを実際に使い比べて、いちばん衝撃を受けたのはツバメタオルでした。

最初にバスタオルを手に取った瞬間、驚くほど軽い。

「え、まだ拭ける?」

実際に体を拭いたときの感覚は、声が出るくらいの吸水力。タオルが水を吸うというよりも、肌の水分を”吸い取ってくれる”感覚。触れるたびに水を引き寄せるような、泉州タオル特有の”後ざらし製法”の恩恵を全身で感じました。

使った瞬間のインパクトが圧倒的

比較のために、同じタイミングで濡れた状態から拭き始めましたが、
ツバメタオルは一枚だけで十分。体がどんどん乾いていくのが分かります。

一度で水分がほとんど取れる

吸水しても重くならない

そのあと触ると、まだふわっとしている

この体験は、他の2ブランドでは味わえませんでした。

一方で、コスパ最強はタオル研究所

価格は1枚 800円前後。
正直、最初は「安いし、普通かな?」と思っていました。

しかし、使ってみるとその印象は一変。

・適度な厚みと柔らかさ

・吸水力も十分

・洗っても型崩れしにくい

日常使いとして”困ることが一切ない”。特に家族用、複数枚必要な家庭ではタオル研究所が圧倒的に合理的な選択肢だと思います。

ブランド 印象 一言で表すなら
ツバメタオル 開封して最初の使用で圧倒される 一瞬で心をつかむタオル
タオル研究所 使い続けていい意味で裏切られる 実用主義者の最強の味方
エアーかおる じんわり満足感が続く 高級感と長期安心感のタオル

リアルな比較体験の結論

“使い心地の感動”はツバメタオルがダントツ。

“財布が喜ぶ満足感”はタオル研究所。

そして面白いのは、高級ブランドのエアーかおるより、ツバメタオルのほうが「感動」が大きかったという事実。価格の差が期待値を生み、体験の差が評価を決める。

まさに“価値は体験で決まる”ということを実感しました。

🏁 結論

もし誰かに1枚だけオススメするとしたら——

ツバメタオルを買ってください。

そして、毎日気軽に使うタオルは——

タオル研究所で揃えるのが最強ルート。

自分へのご褒美や贈答用には——

エアーかおる。

タオルの世界も、靴やコーヒーのように「目的や気分で選ぶ」時代に入っています。

05

タオルもブランドや好みの使用感で選ぶ時代に

今回3つのタオルを使い比べて分かったのは、
「タオルに正解はない」ということでした。

かつてタオルは、
「どれも同じ」「安ければいい」という
“消耗品カテゴリー”に入っていました。

しかし今は、体験の違いがはっきりと存在する時代です。

同じ”タオル”という名前でも、吸水力、厚み、軽さ、耐久性、デザイン、価格帯、ブランド哲学——すべてが違う。

タオルは、生活の価値観を映す鏡。

今回の比較でそれを強く感じました。

その日の気分でタオルを選ぶという贅沢

今日はしっかり拭きたい → ツバメタオル

洗濯物を早く乾かしたい → タオル研究所

休日にゆっくり自分の時間を楽しみたい → エアーかおる

そんな選び方ができるのなら、お風呂上がりの幸せがもう一段階上がります。

毎日の習慣の中に、小さな幸福を足す。

価格だけで判断する時代は終わり、
“どんな体験を買うのか”で選ぶ時代に変わったと感じます。

まずは1枚、普段と違うタオルを使ってみてください。

きっと、「タオルってこんなに違うの?」
そう実感するはずです。

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