Blog
【大阪コロッケ激戦区】地元民が選ぶ本当に美味しい名店ベスト5|評価軸で変わる味の深淵

大阪は「揚げ物文化」が非常に盛んで、精肉店が軒先で揚げる昔ながらのコロッケから、行列の絶えない有名店まで激戦区です。
地元での人気、知名度、そして味のクオリティを総合した「大阪のコロッケ ベスト5」をご紹介します。
このブログを読み終わるころには、いや、あそこのほうが上手い、いやこっちだと収拾がつかなくなってしまうでしょう。それほどまでコロッケの深淵は深く、議論が尽きることがないのです。
目次
まずは定番の中村屋で小手調べ
中村屋(南森町・天神橋筋商店街)
「大阪でコロッケと言えばここ」と言われるほどの超有名店です。ダウンタウンの浜田雅功さんが絶賛したことでも知られ、常に大行列ができています。
特徴: 驚くほど甘みが強く、衣は薄めでサクサク。おやつ感覚で何個でも食べられる中毒性があります。
おすすめ: まずは揚げたてをその場で食べるのが鉄則です。
まぁ行列ほどの評価ができるかというと、そこまでではないと思います。どちらかというと、一度食べたらなんとなく、欲してしまう、一年に一度のミスド病のようなポジションです。
神戸コロッケ 水野家(大丸梅田店・心斎橋店 ほか)
精肉店発祥だからこそできる「肉の旨味」と「ジャガイモ」の黄金比。デパ地下という激戦区で、常に揚げたてを提供し続ける姿勢はさすがです。
人気の秘密:
ジャガイモの質感:
北海道産の厳選されたジャガイモを、あえて少し塊を残して潰すことで生まれる「ホクホク感」。
和牛のコク:
牛肉の脂がジャガイモ全体に回っていて、ソースをかけなくても「肉料理」を食べている満足感があります。
衣のキレ:
デパ地下で持ち帰って数時間経っても、トースターで少し焼くだけで「サクッ」と復活する衣の質の高さ。
必食メニュー:
● ビーフコロッケ:王道中の王道。迷ったらこれ。
● 和牛入りメンチカツ:コロッケ派をも黙らせる肉汁の暴力。
19:00を回り、デパ地下すべての総菜が30%になっても、このコロッケだけは割引対象外です。
箕面「クロケッタ」のバリエーション
― コロッケを「商品」ではなく「ジャンル」にした店
ご承知のように、ここは精肉店系と思想が別物です。
一次情報的に重要なのは:
・揚げ物屋ではなくコロッケ専門業態
・芋・肉・具材・味付けの設計バリエーション
・「クロケッタ」という固有名詞を冠した看板商品の完成度
これは
コロッケ=惣菜から
コロッケ=体験・選択へ引き上げた先駆例。
北摂で支持される理由は単純で、「今日はどれにする?」が成立する唯一のコロッケ屋だからです。
→ 精肉店文化の外側から大阪コロッケを拡張した巨人です。
吹田「ミートショップ カワイ」のサクサク感
― 衣の物理強度で記憶に残る異端
現場で分かる異常点
・冷めても衣が「サク」ではなく「ガリッ」
・中身はマッシュを超えてクリーム状
・揚げ油と衣配合のバランスが明らかに違う
つまり、
外:破壊力
中:流動性
という食感コントラスト極振り型。
「戻れない」という地元評価は、味ではなく口内体験の中毒性によるもの。
→ これはもう惣菜ではなく嗜好品。流動性が高い中身の上げたては、やけどに注意してください。
東大阪「ひろた屋」のレトロ感
― レシピではなく「記憶」を揚げている店
ここを入れてくるのは、完全に分かってる人です。
評価すべき一次情報
・ラードの匂いが先に来る
・商店街・学生・小銭文化と不可分
・味の完成度より時代性と体験
これはうまいコロッケではなくあの頃のコロッケ
値段・匂い・空気込みで成立するため、現代基準で測ると評価を誤る。
→ 文化遺産枠。
参考出典:太融寺の「瓦そば すずめ」で食べられる「昭ちゃんコロッケ」
「昭ちゃんコロッケ」という、山口県からの刺客
太融寺の「瓦そば すずめ」さんは、大阪では珍しい山口県のご当地グルメ「瓦そば」の専門店ですが、そこで提供されている「昭ちゃんコロッケ」は、実は全国にファンがいる伝説のコロッケです。
・過去に「全国食肉産業展」の惣菜コンクールで金賞を受賞したこともある実力派
・コロッケの大会ではなく”総菜”という異業種もごったまぜでのジャンルで総合受賞
味の特徴: 非常にシンプルながら、ジャガイモの甘みと牛肉の旨味がギュッと詰まっています。衣のキメが細かく、サクッとした軽い食感の後に、じゅわっと広がる昔ながらのコクが特徴です。山口のソウルフードのため、大阪のランキングは除外しています。
まとめ
大阪のコロッケ best5は人によって違うんです。投票で決めるのも違う気がします。
① 揚げ油の管理
・ラード比率(牛脂 or 植物油)
・回転率(昼ピーク後の味変化)
・揚げ色のブレ
② 芋の仕込み
・男爵 or メークイン
・潰し具合(完全マッシュか粗残し)
・前日仕込み or 当日仕込み
③ 想定喫食シーン
・その場で食う前提か
・持ち帰りで冷める前提か
・ソース前提か、単体か
様々な評価軸が個人ごとに存在します。
あなたを感動させ続けるひとつのコロッケをぜひ教えてください。



