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2024.05.21

キャリアデザイン「強み」にフォーカスする能力開発がもたらすもの

人は自らの強みを知ると精神的・心理的な活力が向上します

自分の強みを知ると自信にあふれ、行動力も増し、さらに多くの成果につながりプラスのサイクルを生み出すことができます。

実際のデータとしても、「強み」を知り、活かすことができれば、モチベーションが高まり、生産性も向上し、ひいては「生きがい」も高まることが解明されています。

強みを生かすと向上する3つのもの

強みを生かすと向上するデータがあります。

1.生活の質

個人が自分の強みを認識し、それを生活の中で積極的に活用することは、生活の質の向上に直結します。

強みを生かすことで、人々は自己実現の感覚を高め、ストレスを軽減し、より充実した生活を送ることができます。

例えば、創造性が強みである人は、趣味や仕事で創造的なプロジェクトに取り組むことで、満足感や達成感を得やすくなります。

また、強みに基づいて目標を設定することで、それを達成した時の喜びや充実感が生活の質を高めることにつながります。

2.チームの生産性

個々のメンバーが自分の強みを理解し、チーム内でその強みを最大限に活用することは、チームの生産性を大幅に向上させることができます。

メンバーがそれぞれ得意な分野で貢献することで、作業の効率が上がり、より高品質な成果を生み出すことが可能になります。

また、強みに基づいた役割分担は、無理なく負担を分散させ、燃え尽き症候群(burnout)のリスクを減らすことにもつながります。

チームメンバーが互いの強みを尊重し合う文化は、相互理解と協力を促進し、生産性の向上に不可欠です。

3.エンゲージメント/業務への積極性

強みを生かすことは、個人のエンゲージメント(仕事への熱意や満足度)の向上にもつながります。

自分の強みを活用することで、仕事に対する情熱やモチベーションが高まり、より積極的に仕事に取り組むようになります。

これは、自分が価値ある貢献をしているという感覚を強化し、職場での自己効力感を高めます。

また、強みに基づく目標設定は、具体的で達成可能な目標に向けたエンゲージメントを高め、職場の士気と満足度を向上させます。

得意を知る。自分らしさを大切にすること!

自分の強みを知る手掛かりとして、自分の得意を知り、自分らしさを大切にすることです。

これは同時に自己満足と充実した人生への道を開く鍵となります。
自己理解を深め、自分らしい生き方を追求することで、より幸福で満足感のある人生を実現することが可能になります。

得意を知るために必要なことは、自己理解/自己認識及び他者からのポジティブなフィードバックです。

自分らしさを大切にすることは、自分が大切にしたい価値観に基づいて行動し、決断を下すことで、人生に意味と目的を持たせることができます。

自分らしさをどのように表現し、理想の自分の行動をイメージし、それに従って生きることで、内面からの満足感を得られます。

自らに問いを立てて自分らしさを発見しよう

自分が何を大切にしているか、何に情熱を感じるか。

理想の自分はどのような人かを具体的にイメージをする。

例えば、「もっと積極的になりたい」「人に優しくする」など具体的な行動を思い描きます。

理想の自分に近づくための行動計画を行う。

毎日感謝の気持ちを伝える」「毎週新しいことに挑戦する」など、実行可能な行動をリストアップします。

他人から見える人物像と自己の望む人物像を一致させる。

自分らしさを突き詰めるとセルフブランディングと一致します。
他者の目を気にしない自分らしさを追求してしまうと一歩間違えれば自分本位な人間と捉えかねません。

自分にとっても他者にとっても居心地いい自分を追求するためには、理想のセルフイメージが他者も賛同する方向性に合わせておくとさらに自己効力感が高まります。

他人から見える人物像と自己が望む人物像を一致させること、そして自分らしさを追求しながらも他者と良好な関係を築くことは、確かに矛盾しているように見える場合があります。

しかし、これらはバランスを取ることで、共存可能な目標です。

このように自分らしさを追求することで、個々の強みが明確になり、チームへの貢献度が高まります。
また、個々の強みがバラバラだからこそ、役割分担が明確になり相互扶助が可能となるのです。

この場合の労働生産性や業務の質はさらに高まります。

得意を知る、自分らしさを追求する〟ということは、チームの生産性を向上しながら、自らの強みを強化し、キャリアデザインが明確になっていきます。