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2024.06.09

店長のその先へ、複数店舗管理者としての責務

風俗スタッフのキャリアアップとして、店長のその先とは⁉

風俗スタッフとしてのキャリアは、フロントスタッフに始まり、女性キャストとの支援・育成業務を通じて、店舗責任者としてステップを踏んでいきます。

店長レベルでは年収1000万円に到達できません。
その先の複数店舗管理者として成長する必要があります。

1店舗を自らの目で目視し、管理者としてマネジメントしていくことはそう難しいことではありません。2店舗以上となると、物理的に目視できる範疇が狭くなります。

つまり1人ではできないということです。
そのために何が必要かというと、協力者の増加です。
店舗の運営を自己と同等に任せることができる人財の育成とフォロー体制の構築をすることです。

今までの業務の延長では、上手くいかないことも多々出てきます。

それらを解決したり、目標を達成するために必要なスキルが今回のブログで説明する概念化のスキルとなります。

複数店舗管理者としてのスキルとパラダイムシフト(カッツモデル)

複数店舗を管理する立場では、多様なスキルセットと柔軟な思考が求められます。
カッツが提唱したスキルモデルは、特に参考になります。

ロバート・カッツによると、効果的な管理者が持つべきスキルには、技術的スキル、人間関係スキル、そして概念的スキルの3つがあります。
これらを複数店舗管理の文脈で考えると、以下のようなスキルとパラダイムシフトが必要とされます。

技術的スキル

具体的適用
店舗運営の基本から販売戦略、在庫管理、スタッフトレーニングまで、各店舗の具体的な業務に対応できる能力。

パラダイムシフト
アナログな店舗運営から遠隔地でも効率的な管理への移行。オンラインとオフラインの融合を促進する。

人間関係スキル

具体的適用
店舗間、あるいは店舗と本部間のコミュニケーションを円滑にし、スタッフ間の協力とチームワークを促進する能力。

パラダイムシフト
トップダウン式の指示から、スタッフの自律性と参加を促す形のマネジメントへ。
ダイバーシティとインクルージョンを重視する文化の醸成。

インクルージョン:個々の違いの価値の認識

インクルージョン(Inclusion)は、個々の違いを認識し、受け入れ、尊重することに基づいた考え方や方針を指します。
これには、性別、人種、民族、年齢、身体的または精神的能力など、あらゆる背景や特性を持つ人々が、排除されることなく社会のあらゆる側面に参加し、貢献できる環境の創出が含まれます。

概念的スキル

具体的適用
全店舗を俯瞰し、戦略的な目標に基づいた計画を立て、それを実行に移す能力。
各店舗の特性を理解し、それぞれに適したアプローチを取る。

パラダイムシフト
短期的な業績重視から、持続可能性と長期的な成長を目指すビジョンへ。
地域社会や環境に配慮した持続的な経営を行う。

パラダイムシフトへの対応

複数店舗管理者として成功するためには、これらのスキルをバランス良く発展させるだけでなく、変化する経済環境や消費者のニーズ、技術の進歩に対応するためのパラダイムシフトを自ら推進する姿勢が必要です。

これには、継続的な学習と自己改善、オープンマインド、そしてイノベーションへの積極的な取り組みが求められます。

総じて、複数店舗管理者は、カッツのスキルモデルに基づく3つの主要なスキルエリアに加え、現代のビジネス環境における新たな課題に適応するためのパラダイムシフトを実現するために、常に進化し続ける必要があります。

コンセプチュアルスキルとは⁉10の構成要素

コンセプチュアルスキル(概念化能力)とは、複雑な情報を整理し、問題の本質を見抜き、長期的な視点で物事を捉える能力のことです。

このスキルは、特に組織のリーダーやマネージャーにとって重要とされており、戦略的な意思決定や計画立案、問題解決などに役立ちます。

コンセプチュアルスキルを構成する10の要素を紹介します。

1. 分析能力

複雑な情報やデータを整理・分析し、意味やパターンを見出す能力。

2. 抽象的思考

具体的な事実やデータから一歩引いて、抽象的な概念や理論を理解・適用する能力。

3. システム思考

個々の要素だけでなく、それらが相互にどのように作用するかを理解する能力。全体像を把握し、システムとしての動きを見ることができる。

4. 戦略的思考

長期的な視点で物事を考え、目標達成に向けて最適な戦略を立案・実行する能力。

5. イノベーティブな思考

従来の枠組みにとらわれず、新しいアイデアや解決策を生み出す能力。

6. 柔軟性

状況の変化や予期せぬ問題に対して柔軟に対応し、適応する能力。

7. ビジョンの形成

将来の目指すべき姿を明確に描き、それを実現するための方向性を示す能力。

8. 問題解決能力

問題の本質を見抜き、効果的な解決策を見つけ出し実行する能力。

9. 意思決定能力

利用可能な情報を基に、迅速かつ効果的な意思決定を行う能力。

10. コミュニケーション能力

自らの考えやビジョンを他者に明確に伝え、共有・理解させる能力。
このスキルは、コンセプチュアルスキルをチームや組織に浸透させる上で欠かせません。

これらの構成要素は相互に関連しており、バランス良く発達させることがコンセプチュアルスキルを高める鍵です。
組織内でリーダーシップを発揮するためには、これらのスキルを意識的に育て、磨くことが重要です。

コンセプチュアルスキルを高めるための習慣化

コンセプチュアルスキル、つまり抽象的な概念を理解し、複雑な情報を整理して全体像を把握する能力を高めるためには、日々の習慣から意識的に取り組むことが重要です。

以下に、コンセプチュアルスキルを高めるための具体的な習慣を紹介します。

1. 多読と多様な知識の獲得

幅広い分野の書籍や記事を読むことで、異なる視点や概念を学びます。
特に、自分の専門外の分野にも目を向けることが大切です。

2. 案件や問題を多角的に分析する

日常の問題や業務上の案件に対して、一つの角度からではなく、複数の視点からアプローチを試みます。
その際、「もし、〇〇ならば…」という仮説を立てて考えることも有効です。

3. システム思考の実践

物事を個別の要素としてではなく、それらがどのように相互作用するかを考える習慣をつけます。
具体的には、因果関係やフィードバックループを識別し、全体のシステムとしての動きを把握します。

4. 戦略的思考

短期的な成果にとらわれず、長期的な目標やビジョンに基づいて物事を考えるようにします。
また、目標達成のための戦略や計画を立て、それを実行に移すプロセスを練習します。

5. シナリオプランニング

将来起こり得る様々なシナリオを想定し、それに対する戦略や対応策を考えます。
これにより、不確実性に対する準備と、柔軟な思考を養うことができます。

6. リフレクションの実践

日々の経験や出来事から学びを得るために、定期的にリフレクション(振り返り)を行います。
成功体験だけでなく、失敗からも学ぶことが重要です。

7. メンターとの対話

様々な経験を持つメンターやロールモデルと定期的に対話し、彼らの知識や経験から学びます。
異なる視点やアプローチを理解することが、自己の概念的スキルの向上につながります。

8. 継続的な学習

オンラインコースやワークショップ、セミナーに参加し、継続的に新しい知識を学びます。
特に、未来予測、戦略的思考、リーダーシップに関する学習が有効です。

コンセプチュアルスキルの向上は、一朝一夕には達成されません。
日々の習慣を通じて、徐々に能力を高めていくことが大切です。

このような能力を高めていくことで、複数店舗管理者やブランドの責任者として任命されることになります。

エリア拡大やブランド拡大に成果を上げると、年収は比例的に伸びていき、1000万円どころか1500万、2000万と上げることができます。
自己成長と年収の増加は、同じように伸びていくのです。

そして、複数店舗の管理者としての責務は〝顧客・キャスト・スタッフたち、全てのステークホルダーがより幸福になれるように、ビジョンを掲げ、行動していくこと〟にあります。