日米の経済比較!?好景気っていったいなんだ!?


「好景気」という言葉を聞くと、「収入が増えて生活が豊かになる」とイメージする人が多いのではないでしょうか。
しかし、最近のニュースを見ていると、アメリカでは「経済が好調」と言われる一方で、「生活が厳しくなっている」という声も多く聞こえてきます。
日本でも同様に、企業の業績は改善しているのに、庶民の生活は苦しいまま。
いったい、好景気とは誰にとってのものなのでしょうか?
今回は、日米の経済を比較しながら、その実態を探ってみました!
目次
株価・インフレ・雇用統計をみても米国の経済は過熱している!?


まず、アメリカの経済指標を見てみましょう。
✅ 株価は絶好調:S&P500やナスダックは過去最高値を更新
✅ 雇用統計は良好:失業率は3.5%前後と歴史的な低水準
✅ GDP成長率はプラス:2023年は約2.5~3.0%成長
これだけ見ると、「アメリカの経済は絶好調!」と思うかもしれません。
しかし、実際には多くの人が生活の厳しさを感じています。
その理由の一つが、インフレ(物価上昇) です。
アメリカのインフレ率
✅ 食品価格は2020年比で20~30%上昇
✅ 家賃は都市部で2倍近くに(コロナ前比)
✅ ガソリン・光熱費も上昇
一方、日本はどうでしょうか?
日本では長らくデフレが続いていましたが、最近はエネルギー価格や食品価格の上昇により生活コストが急上昇 しています。
しかし、賃金はほとんど上がっておらず、その負担は国民に重くのしかかっています。
日米におけるエンゲル係数の差


エンゲル係数とは、家計の消費支出のうち、食費が占める割合 のこと。
一般的に、エンゲル係数が高いほど生活が苦しくなります。
地域 | エンゲル係数 |
---|---|
日本(全国平均) | 28.3%(総務省統計局 2024年) |
アメリカ(全国平均) | 約10~15%(過去データを基に推計) |
アメリカ(都市部) | 約15~20%(推計値) |
アメリカは日本よりエンゲル係数が低いですが、これは平均所得が高いことや、食料品の価格が相対的に安いことが影響しています。
しかし、最近のインフレにより、アメリカのエンゲル係数も上昇傾向にあり、特に低所得層は食費の負担が大きくなっています。
一方、日本では、2024年のエンゲル係数は約28~30%と高水準で推移しており、食費の負担がますます重くなっています。
これは、賃金が上がらない一方で、食品価格が上昇しているためです。
都市部と地方では、ライフスタイルは激変する
日米ともに、「どこに住むか」で生活コストやライフスタイルは大きく変わります。
アメリカの都市部 vs 地方
生活環境 | ニューヨーク・ロサンゼルス(都市部) | モンタナ・ネブラスカ(地方) |
---|---|---|
家賃 | $2,500~$5,000(約40~75万円) | $1,500以下(約22万円以下) |
食費(エンゲル係数) | 15~20% | 10~15% |
交通 | 公共交通機関あり(車なしでもOK) | 車が必須(ガソリン代・保険が必要) |
生活の特徴 | 便利だが物価が高い | 生活費は安いが仕事の選択肢が少ない |
日本の都市部 vs 地方
生活環境 | 東京・大阪(都市部) | 東北・四国など(地方) |
---|---|---|
家賃 | 8~15万円 | 4~8万円 |
食費(エンゲル係数) | 28~30% | 25~28% |
交通 | 公共交通機関が発達 | 車が必要(ガソリン代負担) |
生活の特徴 | 仕事が多いが生活費が高い | 生活費は安いが収入が低め |
アメリカも日本も、都市部は収入が高いものの、生活コストが非常に高いため、可処分所得が少なくなる のが特徴です。
一方、地方は生活費が安いですが、仕事の選択肢が限られるというデメリットがあります。
格差が広がっているのは、日米共通


「好景気」と言われても、実際には格差が広がっているのが現実です。
アメリカの格差の拡大
・株価が上昇し、富裕層の資産は増加
・一方で、家賃・食費・生活費の上昇で低所得層は生活が困窮
・クレジットカード負債が過去最高($1.2兆超)
・フードバンクの利用者が急増
日本の格差の拡大
・物価上昇が続くが、賃金が上がらない
・非正規雇用の増加 で、低所得層が増えている
・年金・社会保障の負担増 → 高齢者の貧困問題が深刻化
日米ともに、富裕層と一般層の間で生活の質に大きな差が生じています。
つまり、「好景気」は資産を持っている人にとってのものであり、多くの労働者にとっては「生活が苦しい景気」となっているのです。
まとめ
✅ アメリカ経済は「好景気」とされるが、一般層には恩恵が少ない
✅ 日米ともにエンゲル係数が上昇し、生活コストが増大
✅ 都市部は生活費が高く、可処分所得が少なくなる傾向
✅ 格差は広がり、好景気を実感できるのは一部の資産家だけ
💡 「好景気」「不景気」という言葉を鵜呑みにせず、自分の生活にどんな影響があるのかを見極めることが大切です!