【物価高騰対策⁉︎】大阪のローカルスーパー紹介‼︎
目次
物価高騰も関係ない!大人気の大阪・兵庫のローカルスーパー
コロナ渦の収束以降、スーパーにいっても全品目値上で、頭を悩ませますよね!
でも、ご安心ください♩
コストコやコストコの再販売店、ロピアなど話題のスーパーも人気ですが、大阪や関西では、関東など他府県スーパーの参入が相次いでおり、迎えうつ関西基盤スーパー、中でもローカルスーパーの特異な戦略で運営しています。
食品などの日用品を買うという体験自体が、ちょっとしたコンテンツとなっています。
八百屋と鮮魚「八百鮮」〜日本に、鮮度を。〜
創業14年!売上規模60億!300億目指して、年率120%以上で成長中!
八百鮮は、野菜や魚、肉を扱う生鮮食材専門店です。
大阪と愛知の都市部を中心に店舗を展開しており、理念は「日本に、鮮度を。八百屋を、日本一かっこよく。感動ある人生を共に生きる」です。
八百鮮の特徴は、店舗が増えても仕入れや運営を店単位で行う「個店主義」を貫いていることです。
仲買人との関係性を築き、余った商品を買い取ったり、長い取引を続けたりすることで、他の店と差をつけた売り方をしています。
また、大手のスーパーマーケットのようにバイヤーが商談の場で商品を安く買い付けるのではなく、自主性を大事にしています。
八百鮮の店舗には、個性豊かな野田本店、此花店、九条店、三国店、川原通店などがあります。野田本店は鮮魚が充実しており、「八百鮮水族館」の異名を持つほどです。
安さの秘密:既存スーパーの逆張り戦略で指名買いされるお店づくりへ
・ローコストで出店(商店街の中の空きテナントや、ホームセンターのコーナンと協業)
・ロードサイド店ではないため、駐車場がないこともある
・折込ちらしをしない
・現金払いのみ
・営業時間の絞り込み:10時~18時
・商品をその日に売り切り(売れ切り次第閉店)
・超属人的仕入(バイヤーなし)
仕入れの戦略!巨大たらばがにを10万円で販売!
「10万円のタラバガニがすぐに売れるわけないじゃないですか!」
当時を振り返って笑うのは、仕入れを担当した社員。
事実、店舗の一番目立つ場所に並べられた巨大なタラバガニを見て、写真を撮るお客様こそたくさんいたものの、それを買おうとするお客様は一人もいませんでした。
「でもね、大きなカニと『¥100,000』という値札があれば、それだけでワクワクしてもらえるでしょう。『八百鮮に来れば何かがある』と思ってもらうための広告塔ですよ。」
得られた結果・・・
結局、巨大タラバガニは10万円で売れませんでした。
しかし、15時を過ぎ値札を「¥50,000」に書き換えた瞬間「あのカニを売ってくれ」というお客様が現れたのです。
それは、近所で海鮮丼の専門店を営む店主。
「もし巨大ガニを仕入れたら、あの店主の方は喜んで買っていくんじゃないか…?」
市場でうっすらと頭に浮かべていた、そのお客様が声をかけてくれたのです。
多くのお客様に八百鮮という店の面白さを焼き付けたこと、そして常連のお客様の期待に応えたことは何よりも大きな成果だったことでしょう。
仕入れの戦略!肉のスライサーの故障⁉︎
予期せぬ機械の故障で、ブロック肉をそのまま売り出すことになった社員。
しかし、店を開ける以上は売り上げを上げなくてはなりません!
営業直前に値札を書き換え、売り場一面をスライス肉より格安なブロック肉で埋め尽くすことに。「これ、焼肉にピッタリっすよ!」「これでローストビーフつくったら美味いっす!」と怒涛のセールストークを開始し、ピンチをイベントに変えたのです。
得られた結果・・・
「なぜか、飛ぶように売れていきました」ステーキ肉騒動は、社員にも原因がわからないほどの大成功を収めました。
午後にはスライサーが直り通常通りの営業に戻ったものの、その日だけで平均の2倍近くとなる120万円の売り上げを叩き出したのです!
10kgのブロック肉にも需要がある。
そう学んだ次の日から、ブロック肉やステーキ肉の売り場面積を広げるように♩
今や、それまでスライスのみで取り扱っていた肩ロースもブロック肉として売り出すようになり、主軸の商品となっています。
仕入れの戦略!うなぎ1尾売るとマイナス600円!600尾販売
「国産うなぎを1,000円で売る店なんてどこを探してもない。」
それが発想の原点でした。
土用の丑の日に合わせて国産うなぎをどこよりも安く売ればお店のことを覚えてもらえて、それ以外の日にも来店してもらえるはず。
それこそが「戦略」だったのです。
仲買人さんには「国産うなぎをそんな価格で売るなんて、大阪中の国産うなぎが価格崩壊を起こすからやめてくれ」と止められたそう。
しかし「インパクトを生み出したい」という欲望には抗えず、「お願いです!今日だけ許してください!!」と強行したのです。
得られた結果・・・
その日春日出店鮮魚部は25万円の赤字を叩き出し、会社からは「ナイス!!」という称賛の嵐が贈られました(๑>◡<๑)
「突き抜ける」ことをよしとする社風だからこそ、目の前の損得にはとらわれないのです。
その日仕入れた600尾の鰻は、開店4時間で即完売!
次の日に来店したお客様からは「そんな安く売るんやったら早よ言うてや!」「来年も絶対やってな!」という反応が連発。
見事「八百鮮=安い」のイメージを樹立することで、お客様の脳に「八百鮮」の名前を刻むことができました。
「国産うなぎの大群」は、来年もまた店にやってくるとか・・・?
鮮魚スーパー「たこ一」大阪府下7店舗 ※たこ焼き屋ではありません
2021年、八百鮮とともにバローホールディングの参加へ(岐阜県でスーパーなど流通小売業を展開)
生鮮スーパー「たこ一」の特徴は、独自の仕入れによる四季折々の珍しい商品や、水産コーナーに力を入れた売り場などです。
仕入れ担当者は毎日市場に出向いて商品を厳選し、売り場は地域や季節に応じて店舗ごとに異なります。
また、お客さまからの反応を仕入れやお店づくりにフィードバックしているため、プロの料理人が仕入れに来ることも多いようです。
水産コーナーでは、旬の食材や鮮度感のある商品を多く取り揃え、小規模店舗であるため在庫を持たず日々の売り尽しを行うことで鮮度を高めることに挑戦しています。
そのほか、販売促進策として折込チラシを出さず、レジ清算は現金のみとすることでコストを縮小し、提供価格を抑える方針も取っています。
八百鮮魚との違うのは、売場の60%程は鮮魚が中心となっており、野菜や精肉がすくない印象です。
鮮魚・お造り、寿司コーナーの充実度ぶりが目を見張ります。
たこ一、八百鮮ともにバローの傘下に入ったため、八百鮮の社長さんが双方のブランドの代表を兼ねる人事になりました。
今後の出店は、M&Aでローカルスーパーや個人店を吸収しながら、バランスよく出店していく形になりそうです。
尼崎・伊丹で6店舗展!「スーパー王子」地域密着型スーパー!
尼崎、伊丹市内で展開する地域密着型スーパーチェーン。
情報発信やメディア露出が少ないため、近隣以外の住民には、認知度が低いかもしれません。
こじんまりした店舗が多いですが、鮮魚類の取り揃えが秀逸に感じます。
金目鯛、ヒラマサ、天然平目等その時の旬の魚介が並びます。
卸した後の頭やあらなども陳列されてます。価格も他店に比べ安価。
肉コーナーもブランド牛やイチボ、ミスジ、ヒウチ、マルシンなど分厚いステーキ用の黒毛和牛赤身肉が手に入り、豚等置かれてます。
後こちらの豪州産ビーフは他店と異なり非常に柔らかく味わいも良い用に感じます。
レジ袋も無料で二枚まで。
クレジットカード利用可!
駐車場は、人気店の割には少ないため、込み合うことが難点です。
出店はロードサイドの1等地にあるわけでなく、1本筋を入ったところなどにあります。
品質とお値段のコストパフォーマンスで愛されているお店です。
格安スーパーならば、ラムー、トライアル、サンディ、タマデーや業務スーパーが挙げられます。
1円よりも安い価格で節約できることは、うれしいですが、常に節約志向でいると、閉塞感がでてきます。
地元に愛される特徴あるスーパーと格安スーパーを使い分けて、物価高騰を乗り越えていきましょう!