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2024.09.04

EVカーの本命か?トヨタ全固定電池EV

現在のEVは環境にいいの?悪いの?

電気自動車(EV)は、ガソリン車と異なり電気を燃料として走行するため、排気ガスを排出せず、環境に優しい車と言えます。
しかし、EVには次のような環境面の課題もあります。

製造過程での二酸化炭素排出

EVの製造過程では、ガソリン車よりも二酸化炭素を多く排出します。
また、バッテリーの生産には多くの鉱物資源が必要で、その採掘や精製過程で水質汚染や土壌汚染などの環境汚染が発生します。

廃棄時の環境汚染

EVに使われるリチウムイオン電池には、コバルトやニッケル、マンガンなど、土壌や水を汚染する材料が多く使われています。

電池は5年ほどで寿命を迎えるため、そのまま廃棄すると環境汚染につながります。
特に、電気自動車への移行が早い中国では、廃棄されるバッテリーの数が急速に増え、環境汚染が深刻化しています。

人権問題

バッテリーに使用するコバルトの主要産地はコンゴで、児童労働の疑いがもたれています。

また、モーターに使用するレアアース(ネオジム)は中国の内モンゴル自治区で主に生産されており、同地では文化的ジェノサイドが起きているなど、人権問題も深刻です。

バッテリーの火災リスク

気自動車(EV)のバッテリーは火災を起こすリスクがあり、その安全性が懸念されています。

EVの火災は、リチウムイオン電池が燃料となり、電池パック同士が引火して連鎖反応を起こすことで発生します。
火災の原因としては、次のようなことが考えられます。

長期間使用していなかったリチウムイオン電池が過放電を起こし、電池内部の電極帯が劣化して発熱する

劣化が進んだ電池に電気を流すと可燃性ガスが発生し、短絡の火花で着火する

事故によるバッテリーの破損や、バッテリーの劣化により電解液中に析出した結晶が、電極間をショートさせる

EVの火災は消火が難しく、水による損傷は車が乾いた後でも引火する可能性があり、EVの運搬を断るフェリー/運輸会社も出てきております

トヨタ2027年発売予定の全個体電池EVの特徴

トヨタ自動車は、2027~2028年に発売する電気自動車(EV)に、全固体電池を搭載する予定です。

全固体電池は次世代電池として注目されており、充電時間が短く、航続距離を伸ばせるのが強みです。

トヨタが開発中の全固体電池は、10分以下の充電で約1,200km走行でき、現在のEVの2.4倍の距離を走れる見込みです。

また、安全性も向上し、100℃を超える高温でも問題なく動作するほか、−30℃といった極低温でも容量や出力が大きく低下しないといった特徴も期待されています。

トヨタは、出光興産と協力して全固体電池の量産化を目指しています。

車のトヨタと出光がタッグを組むのは何故?

トヨタ自動車(トヨタ)と出光興産(出光)は、2023年10月12日に電気自動車(EV)向けの次世代電池である全固体電池の量産化に向けて協業することを発表しました。

出光が石油製品を製造する過程で発生する硫黄成分から硫化物系固体電解質を製造し、トヨタがその硫化物固体電解質を用いた全固体電池と電動車の開発を進めることで、2027~2028年に全固体電池搭載車の市場導入を目指しています。

環境にいいEVでも製造過程で石油の精製が必要らしいですね。
出光からすれば、EVがふえればガソリンスタンドの売上が下がるので不思議な感じがします。

充電時間の短くなり航続距離も伸びて、火災リスクや寒冷地での性能低下がなければ、現在のリチウムイオンバッテリーカーの問題をクリアできそうです。

ペロブスカイト太陽電池の実用化が進み、太陽光で充電しつつ、自走できる夢のEVが実用化されるといいですね。

自動車が抱える問題は、環境問題に限りません。
高齢者の事故などを防止するために、自動運転の技術も期待されています。

2023年から実証実験はスタートしており、2030年に本格的に市場に導入されるそうです。

なんにしても技術の革新スピードには驚かされますね(*’▽’)
たのしみです♪