クリスマスの由来について
年末の一大イベントである「クリスマス」。
街が華やかなイルミネーションで彩られ、人々がプレゼントや特別な食事を楽しむ時期です。
今回は、クリスマスの由来や歴史をひも解きつつ、世界各国のクリスマス文化との比較も行って解説します。
目次
クリスマスの由来はどこの国から?
クリスマスの起源は、キリスト教におけるイエス・キリスト教の誕生を祝う日です。
西暦4世紀ごろに、キリスト教がローマ帝国で公認されるようになり、イエスの誕生日として「12月25日」が正式に採用されました。
では、なぜ12月25日にお祝いなのですか?
実は、この日はキリストの誕生日という確固たる歴史の証拠はなく、当時のローマで広く行われていた「冬至」の祝祭と関連があると言われていました。
冬至は太陽の復活を祝う日とされ、この日にキリスト教の誕生を言って、異教徒の文化とキリスト教の融合を図ったという説があります。
また、クリスマスツリーの発祥の地はドイツとされています。
16世紀ごろ、木を飾る習慣がキリスト教の伝統として広がり、現在では世界中で親しまれているシンボルとなっています。
日本に定着したのはいつぐらいから?
クリスマスが日本に渡来したのは、16世紀の後半、戦国時代まで注目します。
しかし、キリスト教が弾圧される時代に入ってしまうと、クリスマスも一度途絶えてしまいます。
その後、明治時代になり、日本が欧米文化を積極的に取り入れられるようになると、再びクリスマスが注目されるようになりました。
大正から昭和初期にかけて商業イベントとして普及し始めます。
そして、高度経済成長期にデパートや広告業界がクリスマスを「プレゼントを贈る日」として大々的にキャンペーンを展開。
これが日本独特のクリスマス文化を形成する大きな目標となりました。
恋人たちの聖夜か子供のプレゼントイベントか?
日本におけるクリスマスの特徴は、海外とは少し異なる点です。
例えば、西洋ではクリスマスは家族で過ごす行事とされていますが、日本では「僕らの恋人聖夜」として認識されることが多いのが特徴です。
この背景には、1970年代以降にクリスマスを美しいイベントとして打ち出されたメディアや広告の影響が大きいと言われています。
とりあえず、子供たちにとっては「サンタクロースからプレゼントがもらえる日」としてよろしくお願いしますといったところでしょうか。
この習慣も西洋文化から受け入れられているものですが、日本では特に家庭の中で強化される傾向があります。
学校でもクリスマス会ができるなど、家族イベントとしての側面も強いです。
このように、日本では「恋人たちのイベント」と「子供のプレゼントイベント」の二つの側面を持つ独特な文化が形成されています。
世界各国のクリスマスの比較
世界各国のクリスマスの比較について最後に、世界のクリスマス文化と日本を比較してみましょう。
各国でクリスマスの過ごし方や習慣は大きく異なります。
アメリカ
アメリカでは、家族が集まるし、プレゼント交換や食事を楽しむのが一般的です。
特に「クリスマスイブ」には教会でミサが行われ、宗教的な合い意味が色残っていますまた、映画やテレビで描かれるような豪華な飾り付けも特徴です。
南半球の場合
北半球では冬の寒さの中で祝われるクリスマスですが、南半球では季節が逆になるため、真夏の暑さの中のクリスマスになります。
その代表例がオーストラリアです。
オーストラリア
オーストラリアでは、12月は夏真っ盛り。
人々はビーチで過ごしたり、バーベキューを楽しんだり、北半球の「雪のクリスマス」とは全く違う風景です。
「サーフィンサンタ」と呼ばれる、サーフィンを楽しむサンタクロースが現れるものですユニークな特徴の一つです。
特に有名なのが「クリスマスキャロルズ・バイ・キャンドルライト」というイベント。
キャンドルを手に、星空の下でクリスマスソングを歌う風習が各地で行われます。
また、家族でのアウトドアパーティーやピクニックが定番で、七面鳥やハムに加え、シーフードがクリスマス料理としても楽しいのも南半球らしいポイントです。
ニュージーランドでもオーストラリア同様、真夏のクリスマスです。
ニュージーランド独自のシンボルとして「ポフツカワの木」があります。
この木はクリスマスの時期に赤い花を咲かせるため、「ニュージーランドのクリスマスツリー」と呼ばれています。
友人とビーチでのんびり過ごしながら、夏の陽気の中でクリスマスを祝うのが一般的です。
大阪の御堂筋では例年クリスマスのイルミネーションが飾り付けられます。
11/3~12/31まで(17:00~23:00)
こちらは寄付金や基金で賄われ最盛期には1億6000万円以上も集めています。
近年は1000万円前後ですので、徐々に減少傾向にはあります。
長年継続して行っていますので、季節の名物になってますので、いつまでも続くよいいですね!