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2025.06.16

あなたの人生に波を描こう──“ライフチャート”で見つける、強みと意思決定のクセ

「人生を一枚の線にしてみる」と見えてくるもの

「自分って、何が強みなんだろう?」

「なぜあのとき、あの選択をしたのか?」

自己分析と聞くと、少し堅苦しく感じるかもしれません。

でも実は、たった一本のを描くだけで、自分の本質に気づける方法があります。

それが──ライフチャート

今回は、このライフチャートを活用して、意思決定のパターン、感情のクセ、行動スタイルの強みを見つけ出すワークをご紹介します。

ライフチャートとは?〜「浮き沈み」を線にしてみる〜

ライフチャートとは、人生の中で自分が感じた幸福度や満足度の波を折れ線グラフのように描いたものです。

▼ 用意するもの

  • A4用紙(横向き)またはノート
  • ペンや色鉛筆(感情を色で表すとより効果的)

▼ 描き方

  • 横軸に「年齢」や「出来事」を設定
  • 縦軸に「気分(幸福度)」を設定
  • 幼少期から現在までの心の浮き沈みを折れ線で描く

▼ 例

  • 小学校入学 → +3(嬉しかった)
  • 受験失敗 → -4(悔しかった)
  • 就職決定 → +5(達成感)
  • 上司との対立 → -2(もやもや)

描いてみると見えてくる「自分のクセ」

ライフチャートを完成させると、こんな気づきが得られます。

意思決定のパターン

「人生の上昇局面では、どんな判断をしていたか?」

自信のあるときは大胆な挑戦をしていた?

不安なときは保守的だった?

感情のクセ

「何に喜び、何に落ち込んでいるか?」

他者からの承認に喜ぶ傾向?

目標未達成で自分に厳しい?

行動スタイルの強み

「どんなときに行動が加速していたか?」

人との出会いが引き金?

失敗から這い上がる力が強い?

“ふり返りワーク”のすすめ|3つの質問

ライフチャートを描いた後に、以下の質問を自分に投げかけてみましょう。

Q1:人生の“上昇タイミング”には、どんな共通点がある?

自分の意思で選んだとき?

ワクワクしていたとき?

人の役に立っていたとき?

あなたが「幸せを感じやすい条件」がわかります。

Q2:どんな場面で、心が沈んでいた?

他人の期待に応えようとしすぎた?

逃げたかったのに無理していた?

あなたが「避けた方がよいパターン」も見えてきます。

Q3:困難を乗り越えたとき、自分はどう動いていた?

誰かに相談していた?

ひたすら手を動かしていた?

自分を客観視できていた?

逆境の中で発揮される「本当の強み」に気づくことができます。

ライフチャートは“未来”のヒントにもなる

このワークは、過去の棚卸しだけでなく、これからの人生の「選び方の軸を整えるヒントにもなります。

次のキャリア選択に迷っている人

自己肯定感が下がっている人

「自分らしい道」を模索している人

そんな方こそ、一度立ち止まって自分という人生の設計図を描いてみてください。

おわりに|線を描けば、人生が語りだす

人の感情や行動は、頭で考えている以上に「過去の経験」に影響されています。

ライフチャートは、自分を思い出すための最高のツール。

一本の線が、あなたの人生の物語を語ってくれます。

今日、静かな時間を少しだけつくって、自分の人生にを引いてみませんか?

驚くほど、あなたの心の構造が見えてきます。