40代50代男性の余暇スタイル|一人時間の充実と夜の街の魅力


人生100年時代といわれるなか、40代50代の“働き盛り”だった男性たちも、仕事や家族の状況が一段落してくると、ふと「これから自分の時間をどう使おう?」と考えることが増えるかもしれません。
今回は、そんな中高年男性の余暇の過ごし方についてお話しします。
氷河期世代が経験した社会人生活


就職氷河期とも呼ばれた1990年代後半から2000年代前半に社会に出た40代~50代の男性は、厳しい就職戦線を潜り抜けてきました。
長時間労働や成果主義の波に揉まれた人も多く、「仕事第一」の生活スタイルが当たり前に。
その反動からか、「自分のやりたいことを我慢するより、自分のペースで楽しみたい」という価値観がじわじわと浸透しているようです。
中高年の男性は、群れることをせず、一人で過ごせる趣味に没頭する


若い頃は職場仲間とつるんだり、飲み会に参加したりと、集団行動が当たり前だったかもしれません。しかし、40代50代になって「一人で過ごせる趣味」に没頭する人が増えています。
たとえば釣りやゴルフ、あるいはキャンプなど、アウトドアでも個人でのびのびと楽しめるもの。
インドア派なら、DIYや模型作り、プラモデル、オンラインゲームなど自分の世界に集中しやすい趣味も人気です。
この年代になると「無理して人に合わせるより、自分のペースが一番楽」と感じる人が増えるのかもしれません。
ギャンブル・酒・車の最後の世代


昔から「男の三大浪費」ともいわれる、ギャンブル・酒・車。
今の若い世代はあまりお金をかけない傾向があるようですが、40代50代はこれらを嗜む“最後の世代”と言われることもあります。
パチンコ・競馬・競艇など、勝負の世界にアツくなるのが楽しみという人もまだまだ健在。
仕事のストレスを解消するため、あるいは仲間と過ごす場として、酒の席も重宝されます。
若い頃の憧れだったスポーツカーやバイクに今こそ手を出す、という方もいるなど、「男のロマン」を追い求める姿は衰えません。
人肌が恋しくなれば、夜の街へ


とはいえ、ひとりの時間が大切とはいっても、ずっと孤独を好むわけではありません。
ときには人肌恋しさを感じることも…。
そんなときはーー
・スナックやバーでママや常連客と会話を楽しむ
・仕事仲間や旧友と飲み屋街をハシゴして昔話に花を咲かせる
・さらに親密な雰囲気を求めるなら、キャバクラなど夜の街を訪れる
・風俗にいってお気に入りの女性をみつける
など、それぞれのスタイルで“人とのつながり”を補完するのが中高年男性らしい過ごし方かもしれません。
40代、50代が風俗のメインターゲットになっているのもこのためです。
まとめ
40代50代の男性は、就職氷河期をはじめとする厳しい社会をくぐり抜けてきた世代でもあります。
仕事や家庭のために走り続けてきたからこそ、「自分だけの時間」や「気の合う仲間との一杯」を特に大切に感じるのでしょう。
派手さはなくても、一人の趣味で心満たされる時間と、必要に応じて夜の街で人との交流を楽しむメリハリあるスタイル。
それこそが、この世代の余暇の過ごし方の大きな特徴といえそうです。