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2024.08.13

災害対策:防災・減災のための最もおいしい保存食の選び方

災害時に備えて保存食を用意している方は多いと思いますが、「保存食は美味しくない」と感じたことはありませんか?
せっかく揃えても、賞味期限が切れて捨ててしまうことが多いのではないでしょうか。

今回は、そんな悩みを解決するための「最もおいしい保存食の選び方」をご紹介します。

保存食は美味しくない、そろえていたけど賞味期限が切れる

保存食は、いざという時のためのもので、普段は食べたくない」と思っている方も少なくありません。
しかし、保存食も普段の食卓に並ぶような美味しいものを選べば、日常的に消費することができ、賞味期限が切れる前に使い切ることができます。

食べたいものを揃えておくことは、防災対策において、事前準備がはかどるモチベーションとなります。

普段から食卓に並ぶものを保存しておくべき【ローリングストック方式】

保存食を選ぶ際には、普段からよく食べる食品を備蓄しておくことが大切です。

例えば、家族が好きなレトルト食品や缶詰、乾麺などを多めに買っておき、ローリングストック方式で日常的に消費しながら備蓄を維持します。

これにより、非常時でも普段と変わらない食事を楽しむことができます。

防災バック中に詰め込んでそのままにしておくと、いざコトがおこった時に、すべて賞味期限が切れていたという悲しい結果になってしまいます。

ローリングストック方式の基本

日常的に消費する食品を備蓄

普段の食事でよく使う食品や飲み物を多めに購入し、その一部を非常食として備蓄します。
これには、缶詰、レトルト食品、乾麺、米、味噌、醤油などの長期保存が可能な食品が含まれます。

定期的に消費と補充を繰り返す

備蓄した食品を日常的に消費し、消費した分だけ新しい食品を購入して補充します。
このサイクルを繰り返すことで、常に新鮮な非常食が備蓄される状態を維持できます。

賞味期限の管理

賞味期限が近づいている食品から優先的に消費し、同じ種類の食品を新たに購入して補充します。
これにより、食品が無駄になることを防ぎます。

ローリングストックの実践方法

最初に必要な量を決める

家族全員が最低3日間、できれば1週間以上生き延びられるだけの食料と水を用意します。
その量を把握した上で、日常の食事に合わせて消費と補充を行います。

消費した分だけ買い足す

例えば、1週間分のレトルト食品を備蓄している場合、毎週1つ消費したら、その週末に1つ新しく購入して補充します。
このように、常に一定量の備蓄が保たれるようにします。

月に一度の見直し

月に一度、全ての備蓄食品の賞味期限を確認し、必要に応じて消費するものを決めたり、追加で購入したりします。
また、このタイミングで防災グッズのチェックも行うと良いでしょう。

まとめ

防災ローリングストック方式は、日常生活の中で無理なく防災備蓄を行うための効果的な方法です。

この方式を取り入れることで、非常時にも普段と変わらない食事を楽しむことができ、賞味期限切れの食品を無駄にすることなく備蓄を維持することができます。

これからの備蓄方法として、ぜひローリングストック方式を取り入れてみてください。

米/みそ/醤油は古来から保存のきく食材 戦国期の足軽に学べ

日本の伝統的な食材である米、味噌、醤油は、保存がきき、長期保存に向いています。
戦国時代の足軽たちは、戦場での長期戦に備えて、これらの食材を携えていました。

米はエネルギー源として優れ、味噌や醤油は発酵食品で栄養価も高く、保存性も抜群です。
現代でも、これらの食材を基本にした保存食を揃えておくと、非常時に心強い味方となります。

戦国時代の足軽の兵糧 具体例 サバイバルの先駆者から学ぶ!

1. 干し飯(ほしいい)

概要
干し飯は、炊いたご飯を乾燥させて保存できるようにしたもので、非常に軽量で携行に便利でした。
水や湯を加えると元のご飯に戻るため、戦場でも簡単に食事をとることができました。

メリット
軽量で長期間保存がきき、調理が簡単。
エネルギー源としても優れており、戦場での迅速な補給に最適でした。

2. 味噌玉

概要
味噌玉は、味噌を小さく丸めて乾燥させたもので、湯に溶かして飲むことで簡単に味噌汁を作ることができました。
味噌は栄養価が高く、塩分補給にも役立ちました。

メリット
味噌は発酵食品であり、長期間保存が可能。体力の回復や栄養補給、疲労回復に役立つため、戦場での必需品とされました。

3. 干し魚(ほしうお)

概要
干し魚は、魚を干して保存したもので、長期保存が可能でした。
海から離れた内陸の戦場でも、貴重なタンパク質源として重宝されました。

メリット
高タンパク質で、保存性が高い。調理せずにそのまま食べられるため、戦場でも手軽に栄養を摂取できました。

4. 兵糧丸(ひょうろうがん)

概要
兵糧丸は、もち米や大豆、味噌などを混ぜて団子状にし、乾燥させた携行食です。
栄養価が高く、少量でエネルギーを補給できることから、足軽たちが戦場で携行していました。

メリット
高カロリーで栄養が豊富。軽量で携行しやすく、長期間保存が可能。
戦闘中でも素早く食べられる点が重要でした。

5. 塩

概要
塩は、体内の塩分補給と食材の保存に使われました。
味噌や干し魚などに含まれている塩分も含め、体力を維持するために必要不可欠なものでした。

メリット
塩は腐敗を防ぐ効果があり、食材の保存に役立つとともに、汗で失われた塩分を補給するために重要な役割を果たしました。

美味しい保存食ランキング★ベスト5とおまけ

では、保存食の中でも特に美味しいと評判の高い商品をランキング形式でご紹介します。

1位:真空パックのお餅

お餅は、非常に優れた保存食の一つです。
特に真空パックのお餅は、1年ほど保存が可能で、災害時の備蓄に最適です。
お餅を保存食として選ぶ理由や活用方法を以下にご紹介します。

お餅の魅力と保存食としてのメリット

1. 長期保存が可能

真空パックのお餅は、保存期間が長く、冷暗所に保管しておけば約1年程度持ちます。
これにより、賞味期限を気にせず、長期的に備蓄しておけるのが大きなメリットです。

2. 高いエネルギー補給

お餅は米から作られており、炭水化物が豊富で高エネルギーの食品です。
少量でも満腹感を得られ、エネルギーをしっかりと補給できるため、非常時には非常に役立ちます。

3. 多様な調理方法

お餅はシンプルな食品ですが、さまざまな調理方法で楽しむことができます。
焼いてそのまま食べるだけでなく、スープや鍋に入れたり、きなこやあんこ、醤油などで味付けしたりと、バリエーション豊かです。
これにより、飽きずに食べ続けられるのも魅力です。

4. 軽量で持ち運びしやすい

お餅は軽量でコンパクトにパッケージングされているため、避難時にも持ち運びが容易です。
スペースを取らず、非常食として備蓄しやすい点も評価されています。

こんなシーンでお餅を活用

非常時の主食として
お湯があれば、柔らかくしてお雑煮やお汁粉にすることもできますし、焼いてそのまま食べることもできます。
おかずが少なくても、醤油や海苔だけで美味しく食べられます。

間食や軽食として
お餅は保存がきくおやつや軽食としても便利です。
甘い系統にしたり、塩味にしたりと、好みに合わせて楽しめます。

2位:レトルトカレー

普段の食事としても人気が高く、種類も豊富。保存がきき、災害時にはご飯にかけるだけで満足度の高い食事が楽しめます。

3位:缶詰の焼き鳥やツナ

缶詰は保存性が高く、非常時でも手軽にタンパク質を摂取できます。ツナ缶や焼き鳥の缶詰はそのままでも美味しく食べられます。

4位:乾麺(そば、うどん、パスタ)

乾麺は長期間保存が可能で、調理も簡単です。災害時でも、お湯をかけるだけで温かい食事が取れる点が魅力です。

5位:インスタント味噌汁

味噌は保存がきく発酵食品であり、インスタント味噌汁ならお湯を注ぐだけで手軽に栄養を摂取できます。
個包装になっているものが便利です。

おまけ(※酒のみの方用です)

クラッカーとチーズ、サラミなど: クラッカーは保存がきき、チーズと合わせると簡単にエネルギー補給ができます。
災害時でもちょっとしたおつまみや軽食として楽しめます。

まとめ

保存食も選び方次第で、非常時でも普段と変わらない食事を楽しむことができます。

普段から食卓に並ぶものを備蓄し、ローリングストックを活用することで、保存食の賞味期限切れを防ぐだけでなく、災害時にも家族全員が安心して食事を楽しむことができます。

これを機に、美味しい保存食の見直しをしてみてはいかがでしょうか