企業と個人の「見えざる資産」|価値を高める秘訣とは?
目次
伊丹敬之の提唱する「見えるざる資産」とは!
経営学者・伊丹敬之氏が提唱した「見えるざる資産(Invisible Assets)」とは、企業のバランスシートに表れない無形の価値を目指します。
具体的には、以下のような要素が挙げられます。
ブランド価値:顧客の信頼を得る
企業文化:社内に浸透させる
人の資本:従業員の知識やスキルを向上させる
ネットワーク:これらの資産は、財務諸表には直接表れませんが、企業の競争力を維持する重要な要素です。
特に、差別化が求められる市場環境において、見えざる資産は企業の独自性を際立たせる源泉となります。
見えるざる資産は差別化の源泉となるが、個人にとっても見えるざる資産形成の方法は?
企業における見えるざる資産が競争優位性を実現するように、個人にとっても「見えざる資産」の形成は、キャリアや人生の価値を高める鍵となります。
信頼関係:人間関係で構築されていく
スキルセット:目に見えないノウハウ
価値観や哲学:他人との違い
ネットワーク:繋がりが発想を生み出す
見えざる資産を形成していくコツは、何事も挑戦してみるということです。
体験や経験の積み上げが個人の見えざる資産を増加させる
個人の見えざる資産を増やしていくためには、日常生活や仕事における経験や体験が重要な役割を果たします。
・新しい挑戦をする
・学び続ける姿勢
・リフレクション(振り返りを行う)
・自分の価値を発信する
個人ごとのこのような活動が積み重なって企業の見えざる資産が形成されていく一面もあります。
そのときの感情変化を忘れないことが最も大切
どのような経験や様々な体験したときに、共通していえる重要なことは、そのときの安生を忘れないことです。
初めて、多くの人の前でスピーチした時、脚が震えてしまったという経験をしたことはありませんか?
同じような体験を繰り返していくと、脚はもう震えません、逆に上手くなって自信がつき、その時の感情を忘れてしまいます。
その変化していく感情の過程を忘れないことで、謙虚に、過去を振り返ることができるのです。
上記のような一例だけでなく、他の業務でも同じことが言えるのです。
過去を知り、理想を描き、行動していく特性が見えざる資産でもっとも価値が高いのではないでしょうか?