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2026年を無駄にしない|3か月サイクルで人生の密度を高める計画と振り返りの習慣

新年あけましておめでとうございます。新たなカレンダーをめくる時、私たちは誰しも「今年こそは」という高揚感に包まれます。
しかし、その高揚感が形を成さないまま、気づけば春を迎えている……そんな経験はないでしょうか。
今回は、私たちが提唱する視点を交えながら、単なる目標達成に留まらない、人生の質を高めるための「計画と見直しの習慣」についてお話しします。
目次
1年は誰にでも平等、しかし「密度」は変えられる
時間は、この世で最も平等に分配された資源です。
経営者であっても、学生であっても、1日は24時間、1年は365日。この事実に例外はありません。
しかし、1年が過ぎた時に残る「差」は、残酷なまでに歴然としています。
この差を生む正体は、才能や運ではなく、「意図を持って時間を使ったか」という一点に集約されます。
目標を持たずに過ごす1年は、海図を持たずに漂流する船のようなものです。
風の吹くままに流されるだけでは、自分がどこに辿り着いたのかさえ把握できません。
まずは「自分の時間を自分の意志で運用する」という覚悟を持つことから、すべてが始まります。
昨年の「失敗」をどう編集するか
新年に行うべきは、新しい計画を立てることだけではありません。
それ以上に重要なのが「昨年の振り返り」です。
ここで大切にしたいのが、「編集(Editing)」の視点です。
多くの人は、昨年の失敗を「単なるミス」や「恥ずべき過去」として忘れ去ろうとします。しかし、それでは逆境を力に変えることはできません。
失敗は、あなたに欠けていた要素を教えてくれる「貴重なデータ」です。
●なぜ計画通りに進まなかったのか?
●その時、自分の感情はどう動いたのか?
●その逆境が、今思えばどのような学びを与えてくれたのか?
これらを冷静に分析し、物語を書き換える(編集する)のです。
失敗を「挫折」として終わらせるのではなく、今年の飛躍のための「伏線」へと定義し直す。このプロセスを経て初めて、昨年の経験は今年の強みへと変換されます。
3か月という「修正可能な単位」で生きる
1年というスパンは、実は人間が集中力を維持するには長すぎます。そこで推奨したいのが、3か月単位(クォーター制)での振り返り習慣です。
1月に立てた目標を、12月に確認するのでは遅すぎます。
途中で軌道が逸れても、12月にはもう修正の余地がありません。
しかし、3か月ごとに立ち止まる習慣があれば、細やかなチューニングが可能になります。
「思っていたより進みが遅いから、アプローチを変えよう」
「状況が変わったから、この目標は一旦脇に置こう」
といった、柔軟な判断こそが、最終的な成果を左右します。PDCAを高速で回すことは、変化の激しい現代において、自分を守るための戦略でもあります。
数値化が「差分」を可視化する
計画を立てる際、最も陥りやすい罠が「頑張る」「努力する」といった抽象的な言葉で済ませてしまうことです。
感情や意気込みは、記録に残せません。
大切なのは、「記録すること」と「差分を計ること」です。
スキルアップ:
資格取得だけでなく、「学習時間」や「アウトプットした記事数」を追う。
資産形成:
貯金額や投資リターンを明確なグラフにする。
体験数:
「行ったことがない場所に5回行く」「読んだことがないジャンルの本を10冊読む」など。
行動習慣:
「週3回のジム」「毎朝の瞑想」など、〇か×かで判定できるもの。
これらを数値化することで、理想と現実の「差分」が明確になります。
差分が見えれば、次に打つべき手も自ずと見えてきます。数字は冷徹ですが、同時に最も信頼できるアドバイザーでもあるのです。
結局、あなたはどんな人生を送りたいのか?
ここまでテクニカルな話をしてきましたが、最後に問いかけたいことがあります。
「結局、あなたはどんな人生を送りたいのですか?」
1年という単位は、あなたの長い人生の、ほんの一部に過ぎません。
しかし、その「一部」の積み重ねが、あなたの人生という物語を作ります。
私がイメージしてほしいのは、「木の年輪」です。
木は、良い年(雨が多く暖かい年)には太い年輪を刻み、厳しい年(干ばつや寒波の年)には細く硬い年輪を刻みます。
細い年輪は一見成長が止まったように見えますが、実はその部分が最も密度が高く、木全体の強度を支える柱になります。
人生における逆境や「うまくいかなかった1年」も、それと同じです。
苦労して刻んだ細い年輪こそが、あなたの人間としての強度を作り、後の大木を支える力になります。
最後に:記録は未来への手紙
計画を見直し、記録を付けることは、未来の自分へ送る手紙のようなものです。
「あの時の失敗があったから、今の強さがある」
そう確信を持って振り返れるよう、今年の1ページ目を丁寧に綴っていきましょう。
この視点を加えることで、あなたの2026年は、かつてないほど強固で、しなやかなものになるはずです。
さあ、新しい年輪を刻み始めましょう。
(あとがき)
このブログが、皆様の1年をデザインする一助となれば幸いです。
もし、計画の立て方や振り返りの手法で迷うことがあれば、いつでもご相談ください。私たちは、あなたの「失敗の編集」を共に伴走するパートナーでありたいと考えています。



