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梅田ダンジョン攻略録|「9Fのスタバで」が生む悲劇とルクア幻影宮の生還ルート

ここには旅人を惑わせる“スターバックスの幻影宮”が存在する。
「9階のスタバ集合で!」
その軽い一言が、迷宮へのワープ魔法になるとは知らずに――
たどり着いたのは9階なのに違う9階。
地図は当てにならず、スマホは混乱し、仲間との通話は最後には「今どこ!?」「知らん!!」で終わる。
これは、大阪駅で迷子になった者たちの記録。
ただのコーヒーの約束が、こんなにも壮絶な冒険になるとは、誰が想像できただろう。
すべては一言から始まった
「9Fのスタバで待ち合わせしよ!」
その瞬間、胸が高鳴った。久しぶりの友人との再会。
あたたかいコーヒーと、くだらない話をするはずの時間。
だが、30分後。わたしは理解した。
これは、長い冒険になりそうだと。
9階に着いたはずなのに、何かがおかしい
息を切らしながらエスカレーターを登る。
長い上りの先に見えたのは、キラキラしたショップの光。
でも――
スタバがない。どこにも、ない。なくはない、すでにいくつものスタバを通り過ぎてきた
ルクアには一説には6個のスタバがあるらしい
焦りながら周囲を見回し、店員さんに尋ねる。
「すみません……スタバは……?」
「あっ、向こうの9階にありますよ」
向こうの、9階?9階はひとつじゃないのか。
世界が、静まり返ったような気がした。これはもう迷宮だ。
スタバの幻影宮の謎
B2F リザーブバー
暗色の世界、高級感、異国
感情:圧倒
2F TEA & CAFE
長い行列、香る茶葉
感情:ここじゃない感
Grand Marché店
通路の奥、イベントの喧騒
感情:迷子の確信
9F 蔦屋書店
本の森と混ざるカフェ
感情:ここだと思ったのに…
1100側 9F
影分身の9階
感情:膝から崩れ落ちる
スタバは確かに存在する。しかし、同時に存在しないのだ。
まるで、蜃気楼だ。手を伸ばしても触れられない。
ルクア以外に探索を広げると、さらに多くのスタバが存在する。鳥取県には2店舗しかないと聞くが、大阪ダンジョンでは、10店舗ほどが集中出店している。まるでミラーハウスだ。
迷子の叫びが響く
スマホが震える。
「今どこ!?」
「スタバの前やけど?」
「いやこっちはスタバしかないけど!?」
通話には風の音と人のざわめき。
声が遠のいていく。
場所を共有しようと地図を開いても、青いピンは意味不明な方向を指し示す。
電波の弱いフリーwifiを拾ってしまってGPSが不安定になる。
不安が増幅し、泣きそうになる。
でも、戻れない。
友を置いていけない。
頭の片隅にもう疲れたからZOOMにしようかと悩み始める
生還法(命を守る戦術)
待ち合わせは店名まで指定せよ
最寄りの入口とエスカレーターを共有せよ
“ルクア”と”ルクアイーレ”を別物として扱え
スタバは数えない、感じろ
結論
ルクアで『スタバ集合ね!』は呪文である。
軽率に唱えてはならない。
生存した者だけが知っている。
幻影宮は、今日も新たな迷子を飲み込んでいる。
あなたの迷子体験を募集しています
「スタバの前なのに会えなかった事件」
「阪急からJRへ戻れなくなった」
「1Fにいきたいのに地下へ転送された」
共に分かち合いましょう。迷子は、一人じゃない。

