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2024.07.02

思考力を鍛えよう① 「抽象化→概念化→具体化」のSTEPで♩

現代社会では、思考力がますます重要となっています。
特にビジネスの現場では、問題解決や意思決定において高い思考力が求められます。

本記事では、思考力を鍛えるための基本的なプロセスである「抽象化」「概念化」「具体化」のステップについて解説します。

「抽象化」「概念化」「具体化」とは!なんぞや?

抽象化とは、複数の具体的な事象や出来事から共通点や法則性、本質を見つけ出すことで、一般化することを目指します。
例えば、複数の事例から共通するパターンを見つけることが抽象化です。

概念化とは、抽象化によって得られた特徴や本質を基に、新たな概念やモデルを構築するプロセスです。
抽象化された情報を整理し、理解しやすい形に変換します。
これは、理論やフレームワークを構築する際に用いられます。

具体化とは、概念やモデルを実際の状況に適用し、具体的な行動や実践に結びつけるプロセスです。
抽象的なアイデアを具体的なアクションプランに落とし込むことで、現実の問題解決に役立てます。

抽象化と概念化を組みあせた「抽象的概念化」

抽象化と概念化を組み合わせた「抽象的概念化」は、複数の事例から共通点を抜き出す作業である抽象化と、その共通点を一つの言葉でくくる概念化の合わさったものです。

具体的な事例から共通点を抽出(抽象化)し、それを基に新たな理論やモデルを構築(概念化)するプロセスです。

例えば、ある企業の成功事例を複数分析し、その成功要因を抽象化します。
次に、それらの成功要因を整理して「成功する企業の共通パターン」として概念化します。

このようにして得られた抽象的概念は、他の企業や異なる状況でも応用できる有益な知見となります。

抽象化と概念化が正しいのかどうか、具体的に行動する

抽象化と概念化だけで終わってしまうと、それらの抽象化と概念化が正しかったのかどうか、確かめる手段がありません。

具体的な行動に落とし込んで実行することで、正しく抽象化と概念化ができていたかを確かめることが可能になります。

計画の立案
概念化された理論やモデルに基づき、具体的なアクションプランを作成します。

実行
計画を実行し、実際の現場で試みます。
ここで重要なのは、計画通りに進めるだけでなく、柔軟に対応することです。

評価
実行結果を評価し、理論やモデルが実際に有効であるかを検証します。
成功要因や問題点を分析し、改善点を見つけます。

3つのSTEPで再現性を高めよう!

抽象化、概念化、具体化の3つのステップを繰り返し実行することで、再現性の高い思考力を養うことができます。
以下に、それぞれのステップを簡単にまとめます。

抽象化:具体的な事例から共通する特徴や本質を抽出する。

概念化:抽象化された情報を整理し、新たな理論やモデルを構築する。

具体化:構築された理論やモデルを具体的なアクションプランに落とし込み、実行する。

このサイクルを繰り返すことで、得られた知見の精度が高まり、実際の問題解決においても効果的なアプローチが可能となります。
また、経験を積むことで、各ステップの質を向上させることができます。

結論

思考力を鍛えるためには、抽象化、概念化、具体化のステップを理解し、実践することが重要です。
この3つのプロセスを繰り返し行うことで、再現性の高い知見を得ることができ、ビジネスの現場での問題解決や意思決定に役立てることができます。

次回のブログでは、具体的な事例を通じてこれらのステップをどのように実践するかをさらに詳しく解説していきます。
お楽しみに!

思考力を鍛えよう② 「抽象化→概念化→具体化」を実践する具体的な事例

思考力を鍛えよう③ 「抽象化→概念化→具体化」の深堀り(アイディアの深化)と他の具体的事例